はじめに     あかね材発生のメカニズム
  


◆あかね材の発生のメカニズム
  あかね材とは、スギノアカネトラカミキリによる食痕材です。

スギノアカネトラカミキリは、スギやヒノキの枯れ枝に産卵を行います。
約1週間でふ化した幼虫は枯れ枝から樹幹内に侵入し、上下方向に3cm〜20cm程度食い進みます。
その後、再び枯れ枝に戻り、やがて成虫となって脱出します。(右図)
スギノアカネトラカミキリにより、被害を受けた丸太を製材し、その状況を調べると、丸太の外側の部分及び中心部分では被害が少なく、丸太のやや内側にあたる部分で写真のような被害が多くなっていることが確認できます。

◆予防対策
スギノアカネトラカミキリが産卵・さなぎ・羽化をするのは枯れ枝で、特に枝打ちが行われず、枯れ枝が着生したままの部分に被害が集中します。
そこで、被害を最小限に抑えるには、枝打ちを欠かさず行うことが効果的ですが、頻繁に行うことは現在難しい山が多い状態です。
できれば、被害が発生し始める樹齢である10〜15年輪に近づいた時点でこまめに枝打ちを行えば、被害を軽減できると考えられています。